車購入のファイナンスDriverUpが5000万ドルの資金調達
お金を借りる時、真っ先に思い浮かぶのは銀行でしょう。
そして、CM等で名前が聞きなじんでいるローン会社などの消費者金融。
さらには闇金という言葉で問題になった国(財務局)や都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者。
消費者金融、サラ金、ヤミ金、街金といった言葉を耳にされると思います。
その区別はつきますか?
① 消費者金融 内閣総理大臣(財務局)・都道府県知事の登録を受けて、お金を貸している業者
(大手消費者金融はテレビCM、広告等で名前が知られていますね)
② サラ金 消費者金融の呼び方として使われていた
③ 街金 小規模消費者金融。違法業者も混じっている
④ ヤミ金 法律を無視してお金を貸す業者。
自動車を現金で買う方は、少ないかと思います。
アメリカ・ダラスで、自動車ローンの融資プラットフォーム「DriverUp」が5000万ドルの資金調達に成功しました。
車のローンは自動車販売会社から勧められた中から選ぶという人がほとんどでしょう。
投資家もそこで儲けることは、これまでの発想としてありませんでした。
DriverUpは、様々な種類の自動車ローンについて投資家を募るプラットフォームです。
Lending Clubという投資家と個人をオンラインで結び付けるシステムを運営している会社があります。
起業の際、自分のクレジットカードで初期経費にかかった金額を決済し、数カ月後に2万ドルをカードに入金した際に、信用度が高いにも関わらず18%もの利息を払わされたことに驚いたことがきっかけで、個人間投資のプラットフォームを思いついたといいます。
これからの時代、銀行融資のように高い割合での手数料より、個人間で、低い利率で投資をしてもらう事が主流になり、個人間の融資取引のプラットフォームが求められるようになるでしょう。
なぜなら、仕事のできる人ほど、融資にかかる多くの審査や保証人制度などに時間や労力を費やすより、個人から個人に資金を動かす方が効率的だと考えるからです。
ビジネスを行う上で、低い利率の金融商品を探し回るために時間を使うより、何人かの仲間が低い利率で必要な資金を貸してくれるようなコミュニティが、今後増えていくでしょう。
その際、闇金のように、出所の分からないお金ではなく、出す人、受ける人がクリアでオープンなプラットフォームほど、信用と安全を守る新しいファイナンスとして求められる時代になっていくのではないでしょうか。