自らを知る大切さを教えてくれるVTT研究会
2月8日の雪交じりの寒い一日に東京の文京区にあるVTT研究会の研究日を取材させていただきました。
ビジネスで追われる日々の中で自分と向き合う時間
目的は、ビジネスにおいて、自分に何が欠けていて、それをどう解決していけばいいのかを自分自身に問いかけ、自分なりの答えを出すこと。
当日、電車に乗るとよくある出来事ですが、人身事故や信号機故障などで電車が遅れ、予定時間より早く着くはずが、30分も遅れてしまいました。
各鉄道の線路がつながり、来年3月14日には、JR東日本の上野〜東京駅間を結ぶ「上野東京ライン」が開業され、「熱海-前橋」「熱海-黒磯」「沼津-宇都宮」「宇都宮-伊東」など、関東がつながり、片道4時間以上かけて走行する長距離列車も登場します。
世界がグローバル化すると同じく、線路もつながるほど、これまで遠くの出来事であったことが、吾が身に与える影響も大きくなります。
その日も、30分もの遅刻に、自分のせいではないけれど、どこか心重く、VTT研究会のドアをそっと開きました。
入った途端に、外の空気と違い、あたたかな気の巡りを感じ、ホッとした自分をみつけました。
VTT研究会(振動同調テスト)
VTTとは、ヴァイブレーション・チューニングテスト(振動同調テスト)で、人体をセンサーとし、気を情報媒体として、健康や生活上、あるいは人生などにおけるさまざまな問題を発見し、改善方法を探し当てるためのテスト技術のことをいいます。
30名ほどの方が、当日の課題と自分の課題をテストし、その結果を持ち帰り、自分で自分を変えていくという自助力を高める研究会です。
この日は、「長所」がテーマで、300個ほどの性格の中から、宇宙の気から自分の長所を発見するというものでした。
最初に、自分について、自分で思う長所を探しますが、筆者の場合、他人の言葉を聞かない頑固な人間で、上手くいかないことの原因は、自分の劣等感の中から出てくる嫉妬が原因ではないだろうか?という分析をしていました。
ところが、VTTでは、上司の指示・命令に対して従順で、規則・職務基準を遵守し、人生観に偏りなく、何事にも妬まず、物事を正しく見、言動に作為なく、きれいごとを言わない、知ったかぶりをしない、誰にでも親切・・・と、自分でも驚く結果となりました。
個別の試験では、人生を妨害している真因を探り、選ばれし者の試練として、意識のかたよりと、身体では大腸が及ぼす影響のためという結果が出ました。
つながるほど疲労を感じる社会で自己を見つめ直す時間の大切さ
世の中は便利になり、ビジネスも人とのつながりも拡がると共に、遠くからの影響を受ける度合いも大きくなります。
他人の目はもちろん、自分自身の目、さらに気づかないうちに見られている目に、自分でも意識しないうちに、影響され、誤った行動をしている場合もあるかもしれません。
時折、自分の意識を確認する機会をもつことは、非常に大切なことであると感じました。
ある経営者の方は、一定期間、人と接する時間から自分を開放するために、どんなに忙しくても、2カ月に1度、京都で寺めぐりをするといいます。
こうした方法を取れる、時間的余裕さえない方には、VTT研究会は、都会の中で、外の冷たさとは異なるあたたかな空気を感じながら、自分の意識をどこに向けたら良いのか、自分を知る有効な手がかりになると思います。
毎月第二・第四日曜日に開催されています。
VTT研究会について ⇒ http://www.gelshower.com/vtt.html