黒川紀章建築事務所、東京地裁に民事再生手続き

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著名な建築家の名前も実力が見られるという能力時代

黒川紀章建築都市設計事務所が、東京地裁に民事再生手続きを申し立てた。
負債総額は12億円。

黒川事務所によると「建築不況で受注案件が減り、財務状況が苦しくなった。設計料の回収ができない海外案件も発生し、資金繰りに行き詰まった。」ことが原因だという。

建設大手の日本工営が支援する方向だという。
従業員は14人。黒川紀章の長男・未来男氏が代表取締役を務める。

次代の人材を生み出せなかった功罪

様々な社会的要因はあろうが、黒川紀章というカリスマを失い、それまでと同等の仕事を受注するには、後進を育てられなかった黒川事務所の偏った経営が、今回の破たんの原因であろう。

大きな柱を失った後、どのように経営方針等を含め、今居る人間たちで何を稼ぎにしていくかという事業に対して向き合うことをしていない、昭和の生き残りの企業は数多くある。

石原裕次郎というヒーローを生み出した昭和の時代を、彼の残したもので繋いできた石原軍団と呼ばれる石原プロモーションも、幹部組織の改革に手を入れたが、ビジネスとして次の新生を生み出していける人材が見当たらない。

新たなビジネスモデルを生み出せるビジネスプロデューサー

昭和は高度成長期時代、社長や人物も、右肩上がりの勢いで成りあがっていった。

平成の今、その化石に噛り付いても、生き残りはない。

現状打破という言葉がもてはやされるが、真の現状打破は、組織からは生まれない。
ビジネスプロデューサーは、身をもって、その事実を知っている。

だからこそ、どこにも誰にも縛られることのない、孤独な自由の中で闘い続けているのである。

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