サザエさんも安心!現金を配達してくれるNimbl
最近は、クレジットカードが使える店舗が増えてきた。
日本は治安が良いので、現金を持ち歩く人が多いが、海外では現金を持ち歩かず、クレジットカードの方が安心という先進国も多い。
そうした中で、現金でしか支払えない店舗に出会った時に、このアプリ「Nimbl」が重宝すると、アメリカで話題になっている。
スマホでタクシーを呼べる「Uber(ウーバー)」については「タクシー待ちはしなくていい?スマホでハイヤーが呼べる「ウーバー」」紹介をしたが、その現金版ともいえる。
「買い物しようと町まで出かけたが~財布を忘れて愉快なサザエさん」ではないが、最近では、財布を忘れる人はいても、スマホは忘れないという人の方が多いほど、スマホがライフラインのようになってきた。
もしも・・・の時に、このNimblを使うことができれば、サザエさんも安心して買い物に出かけられるというものだ。
とはいえ、日本人は、現金主義でもあり、コンビニでもATMが備わってもおり、携帯やスマホに電子マネーをチャージして支払いをしている人も増えたので、利用する人がいるのかは疑問だ。
このNimblのアプリは、現在、サンフランシスコとニューヨークの2都市でしか利用できないが、頼んでから30分前後で現金が届くという便利さだ。
使い方はシンプルで、予めアプリに必要事項の登録を済ませ、自分が届けてほしい金額と場所を入力すると、15~30分程で、Nimbl runnerが、現金を届けてくれる。
現金が届いた後で支払い依頼が届き、PaypalやGoogle Walletなどで支払い決済を行う。1回の配送ごとに手数料として5ドルが必要になる以外は、特に費用はかからない。
日本での利用の場合、東京や京都など、外国人が買い物や観光に訪れる都市では、現金支払いのみの小さな店舗なども多い。
そこで、現金が必要になった外国人観光客などに、日本円を届けてくれて、しかも手数料5ドルとなったら、わざわざ出国前や、入国後に、高い手数料を支払って両替をするよりも、ニーズが考えられる。
法的な問題は数々あろうが、ビジネスプロデューサーのアイデアの視点を磨くためには、あるものをどう使っていけるかという頭の体操を、常に行うことから癖づけすることも重要だ。
毎日のように、世界中で、スマホを利用したアプリ開発が行われている。
それを、どう使うことができるかという思考回路をもっているのが、ビジネスプロデューサーなのであろう。
PHOTO by CLUB MANAGEMENT