アリババがNY上場で過去最大の資金調達額
中国の電子商取引最大手「アリババグループ」がニューヨーク証券取引所に上場し、19日にNY上場したアリババの株式には買い注文が殺到。
取引開始から2時間半近く経って付いた初値は92ドル。過熱した人気を背景に売り出し価格を3割余り上回った。
アリババの資金調達額は、過去最大の2兆7000億円規模。歴史的な大型上場に、アリババの筆頭株主であるソフトバンクの孫正義社長も立ち合った。
アリババ株の32%を持つ筆頭株主である日本のソフトバンクは、アリババの上場で8兆円の含み益を手にした。
アリババ創業の翌2000年に20億円でアリババ株を取得。14年間で価値が4000倍に。
当面、アリババ株を手放す気はないと話す孫社長だ。
ソフトバンクは、12日、「Pepper」事業の人材募集を開始した。
ロボットビジネスを推進する「ビジネスプロセスリーダー」、Pepperを活用したソリューションの企画開発などを行う「プロダクトコンサルタント」、市況分析や協業交渉などを行う「経営企画」の3職種について募集が行われており、採用はソフトバンクモバイルが行うが、入社後にソフトバンクロボティクスへ出向という形態となる。
ビジネスプロデューサーとしては、今後のソフトバンクの戦略を、どのように読み取るのだろうか。