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安価で安全、軽くて長もちマグネシウム電池の実用化に藤倉ゴム

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さいたま市岩槻区にある藤倉ゴム岩槻工場で昨年12月20日、海水に豊富に含まれるマグネシウムを電極に使う新型電池を矢部孝氏(東京工業大教授)の研究チームが開発し、この電池を動力とする車の走行試験に成功した。

マグネシウム電池は理論上、電池の主流であるリチウムイオン電池の約7倍の電力を取り出すことが可能とされ、新たなエネルギー資源として注目されている。
充電はできないが、携帯電話なら1カ月もち、電気自動車は500キロ走行できる見通しだ。

藤倉ゴム工業は、このマグネシウム電池の実用化に向けて「本腰を入れてやるつもりだ」と述べた。

マグネシウムは金属としては、軽い金属で、電極にして塩水に漬けると電池になる。
従来研究されてきたマグネシウム電池には大量の塩水を数時間おきに交換する必要があるなどの問題があった。

これかの課題に、矢部教授と共に、1年ほど前から藤倉ゴム工業が研究を続けてきた。

マグネシウムを薄いフィルム状に巻き、テープレコーダーのように少しずつ送り出して塩水と持続的に反応させ、塩水を交換しなくても長時間使える電池を実現した。

電池は縦34センチ、横17センチ、厚さ2センチで重さは800グラム。
それを40個載せて560ワットの電源にすると、重さ約200キロの車がスムーズに走った。

スマートフォン用での利用についても課題はあるが、サンプル、デモ品は可能で、製品化可能との認識を示した。

詳しくは、海水から生まれる新エネルギー通貨マグネシウム -地球を救う循環型エネルギー社会構想- 矢部 孝(東京工業大学 教授)研究内容をご覧いただきたい。

ビジネスプロデューサーは、常に、課題を論理的に冷静に客観的に捉え、その解決策を見出す。
科学や物理の世界もまた、ロジックの謎解きと挑戦に満ち溢れているといえよう。

実用化に向けての課題は、製品化や生産方法など現実的なビジネスモデルの構築をする存在が、どこにいるのか・・・というところであろう。

科学や文明の発達・進化は、それを善に使うか悪に使うか、結果として、どちらに向かうかと、研究や発明そのものよりも、どう使うかという知恵とセンスが、より重要なのかもしれない。

ビジネスプロデューサーの責務は大きい。

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