タグ作成で送金を受け取れる$Cashtag
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でカード決済可能な「Square」が、手数料(送金額の)1.5%というビジネス向けの送金サービス「$Cashtag」の新サービスを開始した。ビジネスに加え、寄付の募集にも使える。
Square Cashは、メールアドレスや、お客様情報、事業内容、振込先銀行口座情報などを登録する必要がある。
$Cashtagは、あらゆる個人識別情報を決済から分離できる機能を持ち、「$BPA JAPAN」などと名前を使ったタグを作り、「cash.me/$BPA JAPAN」をメールで送金側に案内すると送金を受け取ることができる。
タグを作る際は、銀行口座情報などを入力するが、タグ化することで個人情報を相手に知られることなく入金を催促できる。
送金する側も、アプリ(iOS、Android)やウェブでタグを使ってアクセスし、銀行口座(デビットカード)番号と金額を入力して「PAY」をクリックすれば送金完了となる。
何よりも、1.5%という手数料の安さは、小規模事業者にとって魅力的といえよう。
Squareは「不便でセキュリティが不十分な現金や紙の小切手より、迅速かつ低コストで支払いを受け取れる方法」として$Cashtagの利便性を説いている。
ビジネス以外の個人間送金は今後も無料で利用できる。
筆者もPaypalを利用した決済をビジネスで利用しているが、送金額が大きくなれば、手数料のパーセンテージの影響は大きいと痛感している。
他の国内クレジット決済と比較すれば、もちろん低コストではあるが、セキュリティ等のクオリティが確認され、安心であれば一考したいシステムといえる。
Squareは、Twitterの共同創設者ジャック・ドーシーが設立した。
人と人とのつながりを限りなく簡便にするというコンセプトは、世界をどう変えていくのだろうか。
ビジネスプロデューサーは、どう考えるのだろう。