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オリガミの技術?3Dプリンター技術から4Dプリントへ

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日本でもメジャーになった「TED」カンファレンスにおいて、今年の春、Skylar Tibbits氏が『4Dプリンティング』と言われる最新の技術を発表した。

その中で映し出されたデモ映像(6分6秒)には、3Dプリンターで作られた細長い黒い紐状の水の中に入れられた黒くて細長い物体が、なんと自立的にオブジェクトを変形させる姿が撮影されている。この変形は完全に人の手はノータッチで、そのもの自体が変化をする。

4Dプリンティングとは、素材にプログラムを組み込むことで、その素材にエネルギーが加わった時に、素材のプログラムが動くというものである。

たとえば、人間の皮膚が傷を負うと、その傷を修復するためのプログラムが動き出すようなものといえば分かりやすいだろうか。
自然に人間の身体には皮膚に負った傷を治すというプログラムがされている。こうしたプログラミングを可能にした科学技術である。

4Dプリンティングとは、3次元を超えた「4次元」というわかりにくさ、新しすぎる事象によって、具体的に何なのかが理解しにくい。
4Dプリンティングの「4次元」の場合、簡単にいうと変化を意味する。つまり、形や性質を変えたり、自立的に組み上がったりするものを作り出すようなプリント技術のことをいう。

たとえば、雨が降った時、その水分を感知し防水になるケースや、病人や子どもなどの着衣が、ある温度に達すると色が変わり周囲に注意を促すといったこともできる。
外部の変化に対応するプログラムを素材に組み込むことが出来るのである。

一方で、状況や環境に応じて色や柄を変えて兵士の存在をカモフラージュする(または光をねじ曲げて見えなくする)ような生地を3Dプリントすることも可能である。

米国陸軍研究所は、4Dプリンティングを研究する3つの大学に合計85万5000ドル(約8400万円)の補助金を出した。
金額は大きくはないが、科学の発展には、常に軍事技術開発が支えてきたことは明らかなことから、この分野の開発は大きく広がっていくのではないだろうか。

4Dプリンティングは、日本の折り紙文化を起こさせる。
日本のもつオリガミ技術も大きな貢献が可能になるのではないか。

最先端の科学技術の発展は、過去の事例を見ても、民生産業用利用の技術は軍事転用可能なものも多い。
平和利用と軍事利用の両面に使われる科学技術開発を、常に見守り続けることが必要なのかもしれない。

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