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スマホも住まいも会員制ビジネスに?

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フリービットとエイブル業務提携でエイブル店舗で格安スマホを販売

 

格安スマホを販売するフリービット株式会社と不動産賃貸の株式会社エイブルは業務提携を行い、フリービットが開発・販売するスマートフォン「PandA」をカスタマイズした「エイブル“PandA”」を、エイブルの全国10店舗にて今秋より販売すると発表した。

フリービットでは、月額1,000円(パケット使い放題+電話基本料)でオリジナルのスマートフォン「PandA」が利用できるサービス「freebit mobile」を運営している。
これまで、オンライン、実店舗、動型店舗、TVショッピングを通じてスマートフォンを販売してきた。
エイブルとは、「第5の販売方法」で端末を販売する。

今回の業務提携は、「freebit mobileパートナープログラム」第1弾として、エイブル直営店の来店者や賃貸物件の入居者およびオーナーに「エイブル“PandA”」を販売する。
端末のスペックや使用するインフラは通常のPandAと同じだが、エイブル独自のサービスを加える。
料金は、月額基本料金が1000円(税別)、端末代金が24回払の場合月額1000円(税別)の合計月額2000円から使用できる。

 

「エイブル“PandA”」の会員制優待サービス?

 

「エイブル“PandA”」の会員制優待サービスとして、すでにエイブルが提供しているアプリ、旅行やレジャー、グルメ、コスメ、商品購入時に割引や特典が受けられる「会員制優待サービスアプリ」、住生活での水まわりトラブル、鍵の紛失などサポートする「エイブルコンシェルジュアプリ」のほか、入居希望者を紹介することで、会員制優待サービスで利用できるコインが付与される「エイブルお友達紹介アプリ」がセットアップされている。

取り扱い店舗は、旗艦店となるエイブルTGRoom原宿店MAISON ABLEのほか、麻布店、池袋東口店、海老名店、西船橋店、柏東口店、新都心スーパーアリーナ店、矢場町店、京都駅前店、心斎橋店の計10店舗。さらに、オンラインでも順次販売開始する。最終的には、全国400店を超えるエイブル直営店での展開を予定している。

契約はエイブル店舗に設置されている通常のカウンターで行い、開通手続きが完了した端末は店頭で手渡しされる。また、従来はfreebit mobileの店舗「ATELIER」のみでの提供だった、PandAオリジナルケースが制作できるサービス「PandA Fab」だが、スマートフォンの画面操作から任意のデザインで制作・自宅発送まで注文できるようになった。

 

通信費コスト安で社会に貢献。フリービット

 

フリービット代表取締役社長CEOの石田宏樹氏は、衣食住に携わる企業へアプローチを行っており、「モバイルコストを3分の1に抑えることで、家族3人で2万円が浮けば、2万円高い部屋に住める。IT技術で社会に貢献しながら、一気に販路が拡大できる」」と言う。

エイブルと提携した背景として、全国400店舗を超えるエイブル直営店をもち、年間15万人の入居者、7万人のオーナーにも訴求することが狙い。

 

ネットに上がる冷静な声

 

ネット上では、以下のような声が上がっている。
「賃貸を2年契約すると、スマホがついてくる!とかそういうのじゃないのか」
「エイブルスマホユーザーは部屋の更新費用や各種手数料タダ、とかならまあ使ってもらえそうかな程度にしか思わない。」
「スマホより誠実性を売ったほうがよいと思う。特に仲介業の場合・・・」
「あんまり面白くない協業ですね。まあ販売チャネルを増やせるのは良い事でしょうが、ただそれだけ。 」
「またMVNOか!どんな業種でもありだな。」
「不動産みたいな、お客さんの個人情報握っているところは、スマホも含め色々なところと協業できそう。」
「エイブル会員だと安くなったり、通信制限が上乗せされるのかと思った…」
「自社で仕様変更できる技術力がフリービットの強み。認知度向上が至上命題だろうから、実店舗の広がりは今後も楽しみ。」

 

異業種の組み合わせは、大きな変革をもたらすといわれているが、上記の声からは、エイブルとしてのメリットや、ユーザーが、これを使うメリットは感じられない。

ビジネスプロデューサーは、この協業戦略に勝利を見出すであろうか。

 

エイブル プレスリリースはこちら ⇒ http://pdf.irpocket.com/C3272/h8MH/q3Kn/oJYC.pdf

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