フォントの販売支援・著作権管理活動を行うフォント・アライアンス・ネットワーク（略称：FAN）が、和風をテーマにしたフォントパッケージ『和風デザインフォントコレクション』を2013年10月18日にリリースした。
最近、デザインフォントにこだわるデザイナーが増えてきたような気がする。が、日本語でのフォントの種類は限られており、もっぱら英字のフォントばかり多用してしまっているのではないだろうか。なんせ、英字のフォントは数も多く、かっこいいものばかり。
とはいえ、英字では伝えきれない言葉というものがある。と思いきや、目にした和風フォント、なかなかいいじゃないか、というのが私の感想。
それと、和風フォントもいいが、発売元であるFAN（フォント・アライアンス・ネットワーク）の活動もいいじゃないか、と思った。名の通り、フォントの価値創造と市場創造のためにアライアンスを組むビジネスモデルは、これからのビジネススタイルを醸し出しているからだ。
ある人から見れば、たかがフォント、されどフォントの力を甘く見てはいけない。だらだらと書く文字より、見慣れた写真を貼り付けるより、カラフルにするより、フォント一つでメッセージ性のあるデザインが可能なのだから。
BPA（ビジネス・プロデューサーズ・アライアンス）でも「伝える、魅せる技の一つとしてフォントにこだわりをもったほうがいい」なんて意見が出ていた。和風フォントの力は海外の人たちにも通用しそうなので、早速、和風フォントの活用提案をしてみよう、と思う。
