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次代の農業を予感させる世界最大の植物工場が被災地宮城多賀城に完成

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東日本大震災で被災した宮城県多賀城市のみやぎ復興パーク内に経済産業省の補助事業による、世界最大規模を誇る発光ダイオード(LED)の照明を使った人工光型植物工場が完成した。みやぎ復興パークが入居するソニー仙台テクノロジーセンター内の既存建屋(電子デバイス工場)を、クリーンルームや高い階高、断熱性能など、建物が既に持つ特性を有効活用しつつ植物工場にリノベーションしたもので、年間を通じてレタスなど1日約1万株の収穫を見込む。

植物工場装置と野菜販売の株式会社みらい(社長:嶋村茂治)
施設の設計・施工、栽培ラックシステムのエンジニアリングを鹿島建設株式会社(社長:中村満義)
高効率を実現する新たな植物育成用LED照明の開発・製造を日本GE株式会社(代表取締役社長兼CEO:熊谷明彦)
が担当した。

延床面積:約2,300m2
栽培ラック:6~15段×18台
LED:約17,500本

3社は、食糧安定供給に向け、国内外への人工光型植物工場の普及・展開に取り組み、単に日本の植物工場で作られた野菜を輸出するだけでなく、この先端農業を工場ごと輸出していくという。
すでに、海外では香港、ロシア極東地区への植物工場の導入を進めている。

ビジネスプロデューサーは、これからの日本は、労働力や商品を輸出するのではなく、こうしたビジネス(事業)そのものや、ビジネスノウハウといった知財の輸出が、日本経済を再び蘇らせると予測している。

ビジネスを創造するビジネスプロデューサーの存在価値は、ますます高まるであろう。

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