BPA JAPANは、ビジネスプロデューサーという存在にフォーカスしたビジネス情報サイトです。運営は、一般社団法人日本ビジネスプロデューサー協会の事務局運営を受託している株式会社クラブマネジメントが行っています。

コミュニティビジネスが世界を変える!?

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ビジネスをはじめ、社会的問題解決も事業創造も、時代は「個からコミュニティ」ベースに移行中です。

この10年くらい静かな拡がりをみせている「コミュニティビジネス」。
経済産業省関東経済産業局が定義する「コミュニティビジネスとは、地域の課題を地域住民が主体的に、ビジネスの手法を用いて解決する取り組み」とは、簡単にいえば、コミュニティ(地域)の活性化に繋がるビジネス。地域活性化のために、税金で行われる公的な援助でなく、自律的なビジネスモデルでやろう!というビジネスです。

欧米で有名なシリコンバレーもまさにコミュニティビジネス。20世紀後半からはじまった小回りの効くコミュニティビジネスの萌芽により、このスモールビジネスが地域を変え、産業を変え、社会と経済の在り方を変え、世界経済を牽引するようなビジネスとして、どんどん主流になってきています。

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BPA LIVE Vol.18では、このコミュニティビジネスについての基礎知識、国内での産学官の取り組み事例、海外の事例を紹介し、さらにコミュニティビジネスを営む方々のビジネスに特化したコミュニティのプラットホームのご紹介をいたします。

コミュニティビジネスの最大のネックは、利益が薄いということ。参画する人材の意識レベルの上下によって、コミュニティビジネスの成功、持続継続に大きく関わってきてしまうために、意識(ビジョン)の共有が大きな影響力をもちます。

またコミュニティのためのビジネスであるはずが、ビジネネスのためのコミュニティのネタ探し・問題探しになってしまう恐れもあります。そこで、プロデューサー的要素をもつ人財輩出が求められています。
おそらく、このBPA LIVEによって、優れたマネジメント能力の磨き方等、自分にとって今後の必要な学びが見えてくるでしょう。こうした課題についても、出口のみえる解決策がBPA LIVEの中にあります。

これまでの生き方は、仕事かボランティアか、経済的ゆとりか心のゆとりか、都会の利便性か地方の自然か、社会貢献か営利かといった二者選択の時代でもありました。それがバランスよく両立でき、都会と地方の2拠点生活の提案や、社会貢献が事業機会に直結する企業スタイルの提案ができるような柔軟で自由な時代に迎える可能性をもった時代が今なのです。

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+++ BPA LIVE Vol.18 Program +++

第一部 「SJ-Cafeは、日本の英知を結び広げるコミュニティビジネス」

プレゼンテーター Synapse Jockey 代表 中山照章氏

プロフィール 1982年生まれ。早稲田大学からコマツ管理部、衆議院選出馬のため退社。現在、関心事を見える化した知図・Synapse Mapを参加者で作っていくフラットな意見交換の場「SJ-Cafe」主宰の傍ら、様々な教育関連の場で講義を重ねている。幼少の頃、入院中にガラス張りの部屋で、短い命でありながら笑顔で病気と闘う自分と同年代の子ども達と出会い、また阪神大震災を1人自宅でいるときに遭遇し、生きること死ぬことの本質を感じる。東日本大震災時には組織が機能しなかった現実を憂い、自分にできることは何かと模索する中、経営管理を任されていたコマツを退社し、教育や政治という自分の使命を全うしたいと独立。一期一会から生み出される人々の知や想いを、地域の中で或は地域同志で、血肉として活かす「SJ-Cafe」を立ち上げた。

プレゼン内容 大量情報社会の中で、知の体系化が自分自身や組織・地域・国にも必要で、断片的な個々の知識や知恵を最大限活かせる仕組作りを、学生時代より模索していた。コマツ勤務時代は、地元の住民たちを巻き込み、地域の課題について語り合う場を作り出し、企業としての地域貢献を超えた人の絆を生み出してきた。2012年、組織の母体に地域・国家あり、これからの時代は個人や地域の自立なくして平天下なしと、政治家を目指し挑戦。孤立無援の四国比例で9万票を超える支持を得た。2013年6月、SJ-Cafe(Synapse Jockey Café:関心事を見える化した知図・Synapse Mapを参加者で作っていくフラットな意見交換の場)を立ち上げ、コミュニティ作りの場を日本各地で展開。そのSJ-Caféのトライアルバージョンを実際に体験してもらう。知の可視化×体系化によりイノベーションを起こすコミュニティビジネスの今後に注目したい。

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第二部 「コミュニティビジネスを知る」

プレゼンテーター 株式会社クラブマネジメント代表取締役 小幡万里子氏

プロフィール 青山学院女子短期大学国文科及び国文専攻科を経て独立法人企業の役員秘書を務めた後、家庭に入り二人の娘を育てる。次女のスカウトをきっかけに、数十社のCM・広告の顔となる彼女の芸能活動を支えマネジメントを行う。諸事情により子ども達を引き取りゼロからの人生再スタートを切る。2010年、「suUhaa」のコンセプトと出会いゼロからの起業を果たす。2011年5月、ビジネスプロデューサー協会(BPA)を立ち上げ、SNS「Facebook」で短期間で1万人以上のいいねを集め注目される。2012年、BPA のリアルな活動拠点BPA LIVEを開始。BPAの目的である3つの柱「ブランディングサポート」「養成サポート」「プロジェクトサポート」の実現に向け、2013年設立、一般社団法人日本ビジネスプロデューサー協会事務局として会員のビジネスサポート役として昼夜問わず奮闘中。その他、数あるビジネスの団体(コミュニティ)サポートを本業としている。

プレゼン内容 彼女の歩く跡には笑顔の人が集まる・・・そんな伝説をもつコミュニティサポートリーダーであり、JBPAの運営事務局を担う株式会社クラブマネジメント代表取締役の小幡氏が、ついにBPA LIVEで初のプレゼンを行う。個の抱える問題や思考を共有する仲間が集い、継続した全員参加型の活動プロセスの中から発信されるコミュニティ・コンテンツが、第三者から生活を豊かにする価値あるコンテンツ(モノやコト等)であると認められ、信用が生まれたその先に芽生えたビジネスこそが、コミュニティビジネスであり、これからの時代の方向であると訴える。コミュニティビジネスの定義、国内外の事例を紹介し、コミュニティビジネスの抱える課題や矛盾について語る。

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第三部 「ビジネスプロデューサーが知っておくべき創造的なワークスタイル「コワーキング」の可能性について」

プレゼンテーター 一般社団法人日本ビジネスプロデューサー協会理事長 伊藤淳氏

プロフィール 1965年(S40年)東京都墨田区生まれ、江戸っ子。1986年、世界で活躍するジャズミュージシャンを目指して渡米。1989年、原因不明の病に倒れ、帰国。その後、一命を取り留めて、百貨店業界のディスプレイなどを行う会社に入社し、インテリアデザインを学ぶ。主に三越百貨店を担当し、ブランドオーナーたちと信頼関係を築く。そして、1995年に独立。以降、店舗開発サポートだけでなく、デザインを切り口にビジネスプロデューサーとして活動範囲を広げる。その結果、数社の役員や医療法人等の理事を兼任する。2000 年からは、医療系のビジネスと海外での不動産開発サポート業務に注力し、総合的なプロジェクトマネジメント業務をこなす。2005年以降は、国内大手不動産会社からの依頼で、大規模な商業施設開発プロジェクトに取り組み企画書づくりに専念するようになる。2008年、米国発サブプライムローン問題が勃発。主な取引先が経営の危機に瀕し、リーマンショック後、自身も追い込まれるが復活。現在、中小企業をサポートするコンサルティング業に徹しながら、ビジネスプランニングをテーマにした勉強会などを開催。経験に培われた独自のノウハウと元ミュージシャンならではの美的感覚が自身の強みとなっている。

プレゼン内容 非正規雇用者の増加が社会的な問題となっていますが、その反面、フリーランスと呼ばれる人たちが増え、中には精神的自由と経済的自由を手に入れた勝ち組の存在として、にわかにそういった方々の活躍ぶりが目に付くようになりました。
しかし、大抵は、孤独な環境下で働き続けるのがフリーランスの宿命ともいえるようでリアルな人とのつながりが薄くなるにつれ不安定な精神状態になりやすい、といった傾向があるようです。
「才能がある人ほど精神が病みやすい」
と言えば、ある意味、ほめ言葉のようにも聞こえますが、やはり、健全な生き方とは言い難いのはいうまでもないでしょう。
そこで、働く空間を共有しながらも独立した仕事を行うコワーキングというワークスタイルの概念が米国で誕生し、コワーキングの場(コワーキングスペース)づくりが世界的に拡がりました。今では、起業家やサラリーマン層も集う魅力的なビジネスコミュニティとして進化し続けているようです。
日本では、2010年頃からコワーキングスペースなるものが都心で誕生しはじめています。が、まだまだ認知度が低く、数も少ないのが現状のようで、新たなプロジェクトが生まれるような創造的な空間にはなっていないようです。
では、なぜ、今、ビジネスプロデューサーが知っておくべきなのか?
「コワーキングスペースは、個のチカラを何倍にもする可能性に満ちている」と言えるからです。そして、ビジネスプロデューサーにとっても重要な空間となり、共創可能なビジネスコミュニティになり得るであろうと予測できるからです。言い方を変えると「ここでもビジネスプロデューサーの存在が不可欠」ってことです。
BPA LIVE Vol.18 では、その理由についてご説明致します。今回は、参加者の皆さんと議論を重ねるスタイルで今注目のビジネスコミュニティ(日本のコワーキング)の可能性について考えてみたいと思います。

+++ BPA LIVE Vol.18 開催要項 +++

【開催日時】2013年9月3日(火) 18:30-21:00 ※開場18:00

【開催場所】銀座ブロッサム (東京都中央区銀座2-15-6)

【参加定員】50名 ※定員になり次第締め切ります。

【参加費】一般3,000円(事前決済の場合2,500円) 
     JBPA会員無料 SJ-Cafeメンバー無料

※初参加の方は、必ず、受付にてお名刺を1枚お渡しください。

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