マクドナルドの危機?1月全店売上高38.6%減
2014年7月に期限切れの鶏肉が混入していたことが発覚して以来、商品に異物混入事例があちこちから報告され、とうとう、1月の全店売上高が38.6%減となった。
消費者の食に対する不安も大きな原因であろうが、それまでのサービスに対しての不満が吹き出したとも言える。
お弁当を持ち込む客に注意をしない。
床が汚れている。
注文したナゲットのソースを忘れられた。
そのような日常の小さなストレスが積み重ねられたヘビーユーザーの不満が、一気に表層に現れたともいえる。
離婚する夫婦によくある原因にも通じ、消費者とマクドナルドの蜜月の終焉の時期と称することもできる。
以前のマクドナルドは、売上を上げるためにどうしたらいいのか、店舗ごとに、割引クーポンを配ったり、外で試食をさせたりという工夫をし、店長の采配で売上が上がったといわれている。
現在は、マニュアル販売で、バイトのシフトもコンピューターではじき出され、店員一人分の無駄というような合理的な経営となっていることも、働く人間の意欲をそいでいるという声も聞かれる。
「マクドナルドの店員が決して食べないメニュー」としてネットに漂っている記事は、それらが理由の一つかもしれない。
一方、株価の値下がりを受け、虎視眈々とマクドナルド株を狙っている投資家もいる。
ビジネスは、社員や顧客のことを第一に考えろ!といわれる。
しかし、投資家の目を意識していなければ、ボランティアとしか呼べなくなるビジネスとなる場合もある。
ビジネスではお金を出すキーマン、ジャッジを下すキーマンの存在を無視することはできない。
3月9日。東京大学キャンパス内で、ビジネスプロデューサーに欠かすことのできない「投資家」の目を養うBPA LIVEが開催される。
BPA LIVE Vol.36は、BPA EVENTSから参加可能だ。
ビジネスを始めるにおいて、投資家の目や考えを学ぶことは非常に有効だ。
BPA LIVE Vol.34で語られた「シリコンバレー見聞録」でも、「やり抜く能力があるのか」「1分でどんなビジネスかを見抜く」のが、投資家であると学んだ。
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