Amazonが年間最大12本のオリジナル映画制作に乗り出す
Amazonは、2010年より、映画製作の人材発掘プロジェクトAmazon Studioで、オンライン上で企画コンテストを開催し、クリエイターのコミュニティの中で発展させていくという方法で、独自の映画製作に取り組んできた。
YouTubeとNetflixは、独自コンテンツとして、資金を出してプロの制作会社に作らせた作品を配信してきたが、Amazonは、オンライン上で発掘された企画や人材をデベロップするという方法を採っていた。
今年のゴールデン・グローブ賞ではAmazon.com制作のオリジナルドラマ「Transparent」がコメディ・ミュージカル部門での作品賞および男優賞を受賞した。
「Amazon Original Movies」では、年間最大12本のオリジナル映画を制作または購入、劇場公開から30~60日後にAmazonのInstant Prime Streaming Serviceで配信が開始されるという。
製作全体は「21グラム」や「マーサ、あるいはマーシー・メイ」など数多くの映画を手がけるインディペンデント映画プロデューサーであるテッド・ホープ氏が務めるという。
ビジネスプロデューサーは、作らせて終わりというビジネスではなく、発展させていくプロジェクトを主体に活動する。
Amazon Original Moviesが、既成の映画作りと、どのように共存していくのか、興味がある。