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日本のオリガミ工学は世界の最先端

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ほとんどが捨てられるビニール傘

 

日本では傘の年間販売数は約1億3000万本で世界一。(PRESIDENT 2014年6月30日号)
このうち、約半数を占めるのが、年間7000万本程度販売されているビニール傘であり、廃棄される量は、なんと年間5600万本といわれている。(Business Journal 2012.10.01)
ビニール傘の95%は中国からの輸入である。(wikipedia)

ビニール傘は、壊れやすいことと、安価なため、使い捨てにされることが多く、自治体では一雨降るごとに町中に捨てられたビニール傘が氾濫し、その処理に税金が投入される。

傘と、骨組みを分別する作業には手間暇がかかるため、埋め立ての処分をされることも多く、環境問題としても取り上げられている。

 

オリガミにヒントを得た骨なし傘「Sa」

 

数々の世界的ヒット商品を生み出し、資金調達も行えるクラウドファンディングの「Kickstarter」で、注目を集め、12月1日までクラウドファンディングを行っている(すでに目標額3万ドルを達成)のが、「Sa」という、骨組のない、オリガミの工法を利用した傘である。

「Sa」は、69ドルで販売予定で、アメリカのデザイナー、Justin Nagelberg と Matthew Waldmanが考案し、折り紙の質感を傘のデザインに表現した、独特のデザイン性が特徴となっている。

「Sa」という名前は、日本語の「かさ」「さす」「さめ(雨)」の「さ」が起源とのこと。

非常にシンプルな仕組みで、折り紙の原理を応用し、ふたつの傘を向かい合わせに重ね、ふたつの平面が引っ張り合う力を利用する。
内側の傘が外側の傘を押すことで外側の傘が開き、引っ張ることで外側の傘が閉じるという仕組みだ。

素材に関しては検討中とのことだが、傘の先で突かれたり骨が折れて刺さることもないので、安全性も高まるだろう。

Nooka ヌーカというニューヨークのファッション・デザイン企業で、機能性をさらに高めたプロダクトの創造により、世界共通の言語を確立、という未来的なフィロソフィーを創り上げることを理念としている。

 

コンセプトの表現には、言葉は不必要で共通の新しい言語を創り出すことかもしれない

 

デザインは、言語を超えた共通認識を生み出す。

それをコンセプトという。

ビジネスプロデューサーは、コンセプトを貫くビジネスをプロデュースしていく。

プロデュースには、デザインが重要だ。
シンプルで機能美を持ち合わせた日本のオリガミ工学は、世界にデザイン性あるコンセプトを拡げる可能性があるだろう。

欧米からの逆輸入ではなく、ビジネスプロデューサーの活躍によって、日本からの発信にも期待したい。

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