国際環境保護団体グリーンピース抗議、世界規模の初の原子力見本市WNEがフランスで開催中
「世界原子力展示会WNE」が、10月14日から16日の日程で、フランスパリ北部、ル・ブルジェで開催中。
フランス原子力産業輸出協会(AIFEN)の発意により創設された隔年開催イベントで、付加価値の高い原子力産業界における交流の場を提供することによって、新規のパートナーや取引先の開拓、産業の国際化を推進することを目指している。
国際環境保護団体グリーンピースは、世界規模の初の原子力見本市「World Nuclear Exhibition」に抗議している。
日本からも、国際原子力発電技術フォーラムに参加する。
詳細は以下の通り
独立行政法人日本原子力研究開発機構
一般財団法人エネルギー総合工学研究所
一般社団法人原子力安全推進協会
フォーラムチェアマン: 松井 一秋 氏 一般財団法人エネルギー総合工学研究所 研究顧問 主席研究員
発表テーマ:
1. 東京電力福島第一原子力発電所事故現状;事故からの教訓今後の日本原子力の現状
2. 高温ガス炉技術の動向
3. 日本の原子力発電所における経年劣化管理
4. 原子力発電所の耐震性評価
5. 原子力級溶接材料
6. 原子力発電所の先進的建設工法
7. 原子力発電所の保全の取り組み
8. 原子力発電所のデジタル計装制御
9. その他ポンプ、バルブなどの機器に関した技術発表・高温ガス炉と高温熱の多目的利用
(水素製造、海水淡水化、石油化学工業利用等)
参加費:¥850,000(消費税込)
原発の操業、未来の技術、解体、廃棄物管理、教育・研修、原子力の医療応用をテーマに、国際的な企業トップや専門家が進行役となり、5つの円卓会議が開催される。
展示会中は、毎日、展示会で展開されていることや、契約の署名や提携合意といったハイライトを伝える「WNE Tribune」が配布され、「TV Channel」ではリアルタイムでトピックが流れる。
世界原子力展示会は原子力業界の取引交渉の場として継続していく予定だという。
原子力エネルギーについては、世界で是非が問われている。
未来社会において、エネルギー問題からは避けて通れないビジネスでもある。
ビジネスプロデューサーには、利用法を人類のために善い方向に向かう仕組みを創り上げてもらいたいと願う。
(PHOTO by David Fernández flickr/Nuclear energy protests at Trocadéro)